シップナースという仕事

シップナースとは、豪華客船などの船上の看護師のことです。乗客はもちろん乗組員の健康管理、サポート、健康相談に応じたりします。海外の旅行者の乗船もあるので、楽しい旅のためのコミュニケーションや語学力も必要な仕事です。
仕事をしながら、世界中を旅することもできてしまうわけです。誰でも望めば叶うという仕事ではなく、日本にはクルーズ客船を運行している会社は3社か4社です。各社の看護師の数は2名か3名です。1年のうちの3分の2は、クルーズに出ている生活なり貴重な経験をすることも多いようです。海賊対策の自衛艦に護衛されながら、ソマリア沖を航海するといったこともあります。
会社によっては、船員で、衛生管理者の資格を持っている人がいて、注射や測定、処置などができることがあります。その場合には、船医の下で看護師の業務を行うことができます。
クルーズは、乗組員が220名と乗客を合わせて、500名~800名の乗船になります。その人たちの健康管理を、医師1名と合わせて2名か3名で担当するのです。薬剤師が乗船していないので、薬の管理も兼務します。その上、衛生管理者の資格をもっている人の場合には、船舶の衛生管理者も任されるので、各国の入港の際には、検疫の立会も、水質検査や害虫駆除などにも対応することがあります。
短いクルーズでは、患者が一人も出ないこともあるのですが、長いクルーズの場合には、1日に数十人もある日もあります。勤務は1日8時間で交代するのですが、常に携帯は手放すことができない生活になります。天候が悪い日には、体調を崩す人も多くなったりします。看護師も船酔いをするほどの悪天候もあります。
クルーズに出る前には、乗客のアンケートをとっていて、体調なども個々に対応が必要なこともあります。長期にわたるクルーズでは、風邪が感染することもあります。一挙にひろがるので、予防にも注意をします。長期のクルーズの場合には、高齢者の割合も多くなり、いつもの薬を忘れてきたりもあるので、それらの全てに対応することは、病院とは違う大変さがあります。
救命訓練や講習なども欠かさずに行います。
その他には、長期にわたっての同一行動なので、医師や他の看護師との相性のようなものも見逃すことができません。

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